オール電化の家庭における蓄電池
蓄電池はオール電化と相性がいいとされており、さまざまなメリットがあるとも言われています。ここではメリット・デメリットの両方を紹介するとともに、蓄電池の選び方なども解説・紹介していきます。
オール電化の住宅に蓄電池導入するメリット
電気代の節約になる
オール電化の住宅は生活に必要なエネルギーを全て電力で賄うことになるため、ガスと併用している住宅よりも電気代だけを見ると高くなります。そのためガス代との比較にあたってはトータルコストで対比することが通常ですが、蓄電池を導入することにより電気代を節約することが可能になります。電気は使用する時間帯によって単価が変わるプランがあるので、単価が高い時間帯は発電した電気を使い単価が安い時間帯は電気を買う、のように経済的に運用することが可能です。
停電した時の対策になる
オール電化のご家庭では全てのエネルギーを電気で賄っていることから、停電になると生活に必要な機器・設備を使用することができなくなってしまいます。そのため災害対策としても蓄電池の導入を検討されている家庭が多くなっています。蓄電池は設定にもよりますが一定程度の電力量はキープ・プールしておくということが可能ですので、万が一停電が発生した際には非常用電源に切り替えることで影響を受けずに生活を続けることが可能です。
地球温暖化に貢献できる
太陽光発電と蓄電池を併用することで、太陽光から発電された電気を中心に消費することができるため、不要なエネルギーを使わずに済み温室効果ガスの排出抑制に繋がります。これはすなわち地球温暖化対策に貢献することであり、環境に優しいエコな活動を大なうことが可能になります。
オール電化の住宅に蓄電池導入するデメリット
設置費用が高額になることがある
蓄電池を設置するにあたっては製品にかかる費用と設置工事にかかる費用の2つが発生します。本体の費用は要領によって異なるものの数万円~十数万円/kWh前後となっており、10kWh程度の容量のものを購入すると100万円以上の費用がかかることになるでしょう。補助金があるとはいえこの導入費用が高額になってしまう点はデメリットとなります。
蓄電池には寿命がある
蓄電池も設備である以上、耐用年数が存在します。機器に対するメーカー保証は10年から15年程度となっていますので、概ねの目安としてはこれくらいが寿命であると考えてよいでしょう。ただしすぐに使えなくなるのかというとそういうわけではなく、最大容量が減り利用効率が悪くなっていきます。長く利用するためには定期的にメンテナンスをしっかりと行い、状況を把握しておきましょう。
屋外に置く場合は設置スペースが必要
屋外設置型の場合、蓄電池本体を置くためのが場所が必要になります。オーダーメイドで蓄電池の設置までを見据えて設計された住宅なら余裕かもしれませんが、建売住宅等に後付けで設置する場合にはこのスペース問題も避けては通れないでしょう。
オール電化の住宅にあった蓄電池の容量の選び方
停電時の備えにする場合
蓄電池はその容量によって金額が変わってくるため、使用場面を想定しながらシミュレーションをしてみましょう。設置目的が主に停電時の備えである場合、1日の使用電力量×想定停電日数のような形で必要電力量を試算します。1日の使用電力量については「節約して使用した場合」と「普段通りに使用した場合」の2通りから考える必要があります。
深夜電力を活用する場合
経済効率化を目的として蓄電池を設置する場合、そこまで大きな容量のものは必要ないと考えられるでしょう。この場合は各時間帯における電力購入量を試算し、「電力単価が高い時間帯に使用する電力量」=蓄電池に溜めておく必要がある電力量を算出して考えるようにしましょう。
まとめ
太陽光発電やオール電化のご家庭では、蓄電池を設置することにより災害対策や経済効率化に大きく役立つことを説明させて頂きました。もちろん予算との兼ね合いもありますが、中には設置に際して利用できる補助金制度を定めている自治体もありますので、そういった制度をうまく活用しながら導入を検討してみてください。環境問題が叫ばれる今の時代において、蓄電池も地球温暖化防止のために取り組める対応の一つです。メリットやデメリットをよく知ったうえで考えていきましょう。