ソーラーカーポート・ガレージでの太陽光発電
ソーラーカーポートとは?
ソーラーカーポートは、太陽光発電の一種。太陽光パネルは、自宅の屋根に取り付けるのが一般的ですが、自宅ではなく車庫の屋根に設置するのがソーラーカーポートです。一体型と分離型があります。一体型は、カーポート設計時に太陽光パネルや周辺機器類の設置や固定を前提として作られているタイプです。太陽光パネルの取り外しはできません。太陽光パネルの設置を前提にしているので、屋根はフラット。パネルを設置しやすく効率的に発電できるように設計されています。分離型は、太陽光パネルを取り外すことが可能なタイプです。太陽光パネルとカーポートが別々に設計されています。太陽光発電を後付けで設置した場合は分離型です。太陽光発電の設置を前提に設計されていないカーポートは、太陽光パネルの重みに耐えられない可能性があるため、設置時に耐荷重の確認をしてください。
ソーラーカーポートのメリット
駐車場の有効利用
駐車場は、車を駐車して車を守るためのスペースです。空いている屋根の上を活用すれば、車を守る以外の有効活用ができます。向きや角度を工夫すれば、狭い駐車場の屋根の上でも発電可能。日常生活に必要な電力を創出できます。また、自宅の屋根に比べて、駐車場の屋根は柔軟性が高いです。屋根の形状や方角、日当たりの影響で、自宅の屋根に太陽光パネルを設置できない場合でも、カーポートなら設置できることがあります。住宅の外観を損ねることがないのも駐車場を有効活用するメリットです。
発電量を増やせる
住宅の屋根に太陽光パネルを設置している場合は、カーポートにも設置することで発電量を増やせます。住宅の屋根だけでは期待したほどの発電ができない場合でも、カーポートの屋根も合わせると十分な発電量になるかもしれません。また、既存設備の発電容量とソーラーカーポートの発電容量を合算して10kW以上になる場合、電力の買取期間は20年に延長できます。ただし、増設して10kW以上になった場合、余剰買取から全量買取への途中変更はできず、余剰買取のままです。買取価格が増設した年度の価格に下がるため、注意してください。
設置とメンテナンスが簡単
住宅の屋根と比較して、低い場所にあるのがカーポートの屋根です。太陽光パネルを設置する際に工事が短時間で完了します。また設置後のメンテナンスもしやすいです。設置・点検にかかるコストも低く抑えられます。カーポート本体から建てる場合は、カーポートの建設期間分、屋根の上に設置する工事より長くかかるので注意してください。既存のカーポートに設置する際は、カーポートの強度によって、設置できるパネルの枚数が少なくなる可能性もあります。
固定資産税の対象になるの?
カーポートとガレージ
太陽光パネルを設置するために、ソーラーカーポートを新設しようとしたとき、固定資産税が気になるかもしれません。カーポートには固定資産税がかかるのでしょうか?
カーポートは、屋根と柱のみで構成されている車庫のことです。壁がないため、建物の分類になりません。つまり、固定資産税もかかりません。
カーポートではなく、壁も存在するガレージの場合は、建物に分類され固定資産税の対象になります。
カーポートが固定資産税の対象になる場合
固定資産税の対象になるかの判断基準は、「建物に該当するか」です。以下のすべてに当てはまる場合は、固定資産税の対象になります。
- 屋根付きのカーポートである
- カーポートの基礎が地面に固定されている
- 3方向以上が壁に囲まれている
- 作業や居住が可能である
ソーラーカーポートの場合は、屋根がついているため、ひとつめの条件は当てはまるはずです。次の要件は、基礎の状態。カーポートを設置するときは強度と安全性の観点から基礎工事が行われるため、地面に固定されています。この要件も、すべてのカーポートが該当するでしょう。次の要件は、壁です。3方向以上を壁で囲まれている場合は該当します。前面だけシャッターがついていて、左右と後ろが壁なら当てはまります。最後の要件は、そのカーポート内で作業や居住が可能かというもの。車両整備などの作業場として使用できる場合は該当するため、ほとんどのカーポートは当てはまるでしょう。
以上のことから、壁を設置してしまうと固定資産税の対象になる可能性が高いです。固定資産税の対象にしたくない場合は、壁の設置有無と目的を検討してみてください。