太陽光発電の蓄電池の容量の決め方と選び方のポイント
太陽光発電と共に設置すると高い効果が得られる蓄電池ですが、その容量によって製品価格は大きく変わってきます。ここでは設置の際に検討したい容量の決め方や選ぶ際に考えるべきポイントなどを紹介・解説していきます。
太陽光発電の蓄電池の容量の決め方は主に3通り
設置した太陽光パネルの容量を基準にする
蓄電池容量を選ぶ際の基準の一つに、既に設置している太陽光パネルの容量を参考にするというものがあります。もし設置しているパネルの容量が分からない場合は保証書や契約書、製品仕様書などを確認するようにしましょう。色々な考え方がありますが1日の発電量はパネル容量×3であるといわれており、このうち30%程度にあたる自家消費量を除いた残りの分の容量が概ね適した容量であるといえます。
深夜電力を有効活用する
蓄電池の設置により経済効率化を図りたい場合、電力単価が安い時間帯の電気を買い高い時間帯は蓄電池に溜めた電力を使用するというような運用をすることになります。そのため単価が高い時間帯に電気を買わなくて済むよう、その時間帯に使用する電気を賄うことができるだけの容量を確保・維持する必要があります。なお、太陽光発電を組み合わせる場合においても考え方は一緒です。
停電時に備える
停電時に備えて蓄電池を設置している方は、その場面において必要となる電力量がどれくらいか、から考えましょう。最低限の家電を動かせればいいという方と普段通りの生活をしたいという方の2パターンがあると思われますが、それぞれにおける想定消費電力量を試算し、その電力量で最低何時間持てばいいかを逆算的に考えてみましょう。
太陽光発電の蓄電池の容量を選ぶ際のポイント
定格容量ではなく実効容量を基準にする
蓄電池には「定格容量」と「実効容量」という2つの概念があります。このうち定格容量とは定められた条件下において蓄えることができる電力量のことを表しており、実効容量とは実際にしようできる電力量を示します。定格容量分のすべての電気を使用することができるという意味合いでは無いため、実効容量も確認しておきましょう。
容量と費用のバランスを考える
蓄電池の製品価格は容量によって変わってきます。そのためただ容量の大きなものを購入すればいいのかというとそういうわけではなく、予算や得られる経済的メリットとの兼ね合いを比較・検討する必要があります。また、すべての部屋に電気を遅れる全負荷型と一部の部屋にのみ電力を供給する特定負荷型という2種類がありますので、どちらがよいのかと予算の兼ね合いで検討しましょう。
割安な時間帯の電力の有効活用をする
電気代を節約するという目的で蓄電池を導入・設置する場合、電力単価が割安な時間帯に電気を溜めておき、高くなる時間に消費することになります。基本的に深夜時間帯の方が電力単価は安い傾向にありますが、電力会社やプランによって異なりますので、必ずチェックするようにしましょう。
容量以外の項目も確認する
蓄電池を選ぶポイントは容量だけではありません。たとえば屋外設置型もあれば屋内設置型もあり、サイズもいろいろです。そのためどこに置くかという観点も外す事はできません。あとは製品価格と耐用年数のバランスも重要です。メーカー保証期間がどれくらい設定されているかで1年あたりの費用負担額を試算し、得られる経済的メリットとの兼ね合いも勘案しましょう。
まとめ
蓄電池は性能がよいものを購入すればよいという単純なものではなく、その設置目的と得られるメリットをしっかりと確認したうえで、自身の目的に即した導入になるかどうかを考えましょう。導入することによってどういった効果が得られることを目的にするのかを大前提として考えておき、災害対策なら災害時にしっかり使えるかどうか、経済的便益を受けるためなら投資費用と今後得られるメリットのギャップがトータルでプラスに振れるかどうかなどをそれぞれ考えながら蓄電池選びを行いましょう。