太陽光発電が受ける雪の影響とは?
太陽光発電が受ける雪の影響
積雪による発電量の減少
太陽光パネルの上に雪が積もると、雪が層のようになって太陽光を遮ってしまい、発電量の低下を引き起こします。売電できる電力量が減ってしまうため、正常な状態と比較して売電収入が減ってしまうおそれがあります。
パネルの上に雪が載っている状態は常に曇っている状況と同じで、雪をどかさなければ太陽光を電力に変換することができないため、一部分でもパネルに雪が降り積もっている場合は除去が必要になります。
一例として、太陽光パネルのモジュール交換にかかる費用は1枚あたり20,000円からとなります。5kwの太陽光パネルを20枚程度設置している一般家庭で、破損によりパネルを3枚交換する場合には、モジュール交換だけで60,000円がかかる計算になります。(※)
点検・調査費用や緊急時の対応費用が異なるケースでは、モジュール交換に加えて費用がかかるため、事前に見積もりをとって複数の業者を比較すると良いでしょう。
※参考元:株式会社ソーシン電設「基本料金・修理・交換料金」(https://so-sindensetsu.jp/?service=基本料金・修理・交換料金)
凍結・着氷による発電量の低下
積もった雪が外気で溶けて再凍結すると氷が固着する着氷が発生し、通常の雪かきでは除去しにくくなります。太陽光が遮られた部分は通常の発電量が確保できず、積雪と同じく発電量の低下を招き、売電収入の減少に繋がります。
普段からパネルに太陽光を遮るものが付着しないように点検やメンテナンスを行わなければなりません。
重量によるパネルの破損
積雪したばかりの状態では重さがなくても、融雪と凍結を繰り返すと氷の重みが加わるため、パネルには大きな負担がかかります。重量がかかり続けると、部分的にひび割れが発生し、発電効率の低下や発電量の低下を招きます。
一定の傾斜をつけてパネルを設置していれば、雪が積もってもパネルから自然にすべり落ちていきます。しかしすべり落ちた雪が地面などに積もると、今度は架台に余分な重みが加わり、雪と氷の重量を支えきれず架台が崩壊するおそれがあります。
壊れた設備は修理または新しいものへの交換が必要になるため、発電によって得られた電力や売電の代金以上に工事費や設備の購入にとコストがかかってしまいます。
故障や破損による発電量の低下で売電できる電力量が減るケースだけではなく、修理部品の取り寄せや設備の交換に太陽光発電システムを取り外さなければならないブランク期間の発生も考えられるため、定期的なメンテナンスや積雪・凍結対策が必要なのです。
雪国でも太陽光パネルは設置できる
豊富な日照量を活用できる
降雪量の多い地域でも、こまめに積雪を取り除くなどのメンテナンスを行えば、日照を発電に活用することができます。
山梨県甲府市のように、年間の日照量が全国で1位の場所では降雪量が多くても雪の降らない季節には太陽光発電が十分に行える可能性があります。
夏場の気温上昇リスクが少ない
雪国では夏の到来が比較的遅く、南国のように一年を通して高温多湿になる心配がありません。
夏場の気温上昇による発電量の損失が少なく、降雪期以外はスムーズに太陽光発電が行えるメリットがあります。
太陽光パネルにおける雪対策
降雪対策パネル
降雪対策が施されている太陽光パネルは、積雪による重量に耐えられる設計です。雪国に適した設備があれば、安定的な発電が期待できます。
凍結防止ヒーター
雪国では積雪対策に加えて、凍結対策も必要になります。太陽光パネル専用の凍結防止ヒーターと組み合わせると良いでしょう。
落雪防止用設備
「雪止め」と呼ばれるプレートやフェンスなど、降雪地域専用の落雪防止設備が対策として設置できます。パネルを支える架台も、通常より頑丈で重さに耐えられるものを選びましょう。
太陽光発電メーカーの選び方もチェック
太陽光発電設備は国内外の多くのメーカーから販売されており、性能やサイズ感などが豊富に揃っています。選び方に迷ったときは、メーカーの信頼性や製品の特徴をよく比較しましょう。
当サイトでは、太陽光発電メーカーの選び方について、ポイントごとに紹介しています。こだわり別の太陽光発電メーカー、蓄電池とも組み合わせられるメーカーなども詳しく紹介していますので、以下のページを参考にしてください。