太陽光発電への投資における利回り
太陽光発電投資の利回りを計算する方法
太陽光発電に投資する場合、どの程度の収益が期待できるかを計算して判断を行うことが大切です。どの程度の利益が得られるかはを、「表面利回り」と「実質利回り」でチェックします。
表面利回りと実質利回り
太陽光発電における利回りとは、投資を行う際にかかるコストに対して、発電・売電によって償却できる収益の割合を指します。
表面利回りとは、価格に対してどの程度の収入が得られるかを計算する表面的な収益値のことです。細かいコストを含んでいないため、大まかな概算値としての収益の計算方法になります。
実質利回りとは、表面利回りに含まれていない初期投資費用、ランニングコストを考慮して算出する利回りです。表面利回りはお得に見えても、実質利回りを計算すると収益が見込めない場合があるため、正確な収益予想を立てるためには、必ず実質利回りも計算しなければなりません。
2つの利回りの計算方法
表面利回りの計算は、年間の売電収入÷初期投資にかかった費用×100で算出します。
実質利回りの計算は、年間の売電収入−年間の支出(経費や税金などすべてを含む)÷初期投資にかかった費用×100で求めます。
表面利回りは、ざっくりとどの程度の利益が得られるかを見るための計算式ですが、実際に発生する支出を含めることでリアリティのある収益率が計算できます。
中長期的な視点で投資を行う際、ランニングコストなどの支出は無視のできないものです。太陽光発電投資を勧められた場合、実質利回りを考慮せず表面利回りのみを提示してくる業者には注意が必要です。
太陽光発電投資の利回りを増やすポイント
売電価格
数ある投資の選択肢のなかでも、太陽光発電は自然エネルギーを活用できるすぐれた方法です。しかし、利回りを増やすためには売電単価が発電量に見合っていなければなりません。
太陽光発電の売電単価は、20年間変わらず固定されます。発電所によって単価が変わるため、高く買い取ってもらえる発電所を選ぶ必要があるでしょう。固定価格買取制度の年数・売電単価・想定利回りなども総合的に考慮し、適切な売電価格での契約を結ぶことが大切です。
メンテナンス性・耐久性
太陽光発電に使用する設備がどの程度壊れにくく、メンテナンス性にすぐれているかをチェックしましょう。寿命の長いパネルを選んだり、初期コストがかかっても長く使えるものを選ぶことで、最終的な利回りを増やせる可能性があります。
ランニングコストがかからない設備ほど運用が続けやすく、メンテナンスにかかるコストを抑えられます。
節税に役立つ制度を利用する
産業用の太陽光発電は、税の優遇や控除が受けられる場合があります。節税に役立つ制度といっても一定ではなく、自治体やその年の取り決めによって内容は異なりますが、制度に合致すれば取得額の数%を法人税から差し引いてもらえるなど、さまざまなメリットが期待できます。
太陽光発電投資を行うエリアを管轄する自治体の制度をこまめにチェックし、節税に役立ててみてはいかがでしょうか。